頸城のまつり実行委員会では、来る10月1日(金)~3日(日)の3日間『くびきの灯り』と題したイベントを開催します。
昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、日常生活においても行動が制限され、例年行っていた「頸城の祭典」や「大池まつり」は中止となりました。そんな中このイベントは、地域の皆さんが楽しみながら参加し、一緒に取り組むことができる催しを、との思いから企画されたものです。
イベントでは、
・「折り鶴ツリー」展示(希望館内)
・「竹灯籠」や「牛乳パック灯籠」の展示(希望館内)
・イルミネーション(やすらぎの庭)
・頸城の祭典でおなじみの「ガラポン抽選会」
などが予定されています。
間近に迫ってきた本番に向けて、準備作業が進められています。
最初に、「折り鶴ツリー」展示の準備の様子を紹介します。
折り鶴ツリーの展示に向けては、地域の皆さんや小中学生の皆さん、社会福祉協議会や商工会や区内各企業の皆さんなどなど大勢の方々から協力いただき、なんと約10,000羽の折り鶴が集まりました。
実は、この折り鶴のなかにはそれぞれ願い事が書かれています。
コロナの終息や健康長寿、あるいは受験合格など、様々な願いをこめて折られた鶴です。
私達、財団職員も少しお手伝いしました。
9月21日からは、折り鶴をつなげる作業に取り掛かりました。
希望館の無憂の間には、ずらりと折り鶴が並べられ作業が進んでいます。
折り鶴の数を数えながら、一つずつ手作業で糸を通していく地道な作業。コツコツと作業が進めら、次々とツリーのパーツが作られていきます。
折り鶴は「きいろ」「きだいだい」「だいだい」「あか」「あかね」の5色。大きさも5種類あり、これを小さい方から順々に繋いでいくと美しいグラデーションができるという計画です。
集まった折り鶴の中には、あれれれ…ちょっと個性的なカタチの鶴も混ざっていて・・・
でも、皆さんが一生懸命に折ってくれた鶴で、願い事も書いてくれてありますから、このような折り鶴も丁寧に手直しをして利用します。
さて、この日はツリーの中心部となる土台と繋いだ折り鶴の寸法をチェック。
長さがピッタリ合うように調整します。
ツリーのパーツとなる折り鶴は3種類の繋ぎ方があるようで、これをうまく組み合わせていくことで、高さが約3mのきれいな円すい形ツリーが出来るそうです。
27日からは、中学生もお手伝いに加わり作業もスピードアップ。
出来上がりが楽しみです。
次に、くびき文化協会の灯籠づくりの様子です。
展示用に、一辺が90㎝もある大きな灯籠を作成しました。
側面に描かれた絵は会員が描いた力作。
また、しっかりとした木枠も会員の手作り。まるで大工さんが作ったかのような頑丈な木枠には、電球用のソケットも取付けられています。
この木枠に障子張りの要領で、障子紙を張り付けていきます。
一人では作業ができないので、4人がかりで作業を進めていました。
それぞれ張り付ける紙の種類によって障子のり、スプレーのり、両面テープなどを使い分け素晴らしい作品を仕上げていました。
文化協会の名前が入った灯籠は、紙を重ねることで文字や模様を浮かび上がらせる手法で、細やかな装飾を施した作品に仕上がっていました。
灯りが入るのが楽しみですね。
当日は、このほかにも子ども会や町内会で作成した竹灯籠や牛乳パックの灯籠が並べられ、くびきの灯りを彩ります。
おたのしみに!