頸城区花ケ崎地内の とあるお宅の庭にある巨木。
これは、カヤの木です。
調べてみると、カヤの木は常緑針葉樹で成長のスピードが極めて遅く寿命が長いことが特徴で、一般的に高さは20m、幹の周囲は3mほどになり、実の中の種子はアーモンドのような形をしているそうです。
寿命が長いことから寺院や神社に植栽されることも多い木のようです。
この辺りでは、カヤの木は珍しいうえに、この木は、寺院や神社ではなく、一般のご家庭に植えられているもの。
さらに、幹の周囲は4m80㎝もあり、高さは2階建ての家の屋根を悠々と超える高さ。
(どのくらいの高さがあるのでしょう?測れませんでした…)
これほどのカヤの巨木は、大変貴重で珍しい木であるといえるでしょう!
現在90歳のご主人にお話をお伺いすると、「子どもの頃から既に現在のような巨木で、いつ植えられたのか、樹齢がどのくらいなのかはわからない」そうなのです。
ですか、大変興味深いお話がありました。
みなさんは、各地で伝説として語り継がれている「つなぎがや」をご存じでしょうか?(私は…今回初めてお聞きしました。)
各地で様々な形で伝説として伝えられているようなのですが、特徴のひとつとして、種子には糸を通したような穴があるそうなのです。
そして、なんと!この木も「つなぎがや」と同様に、糸を通したような穴のある種子がなるそうで、伝説の「つなぎがや」と関係が深い木であるとのこと。
伝説を受け継ぐ、貴重なカヤの木。
このお宅の守り神なのかもしれません。。